映画『八日目の蝉』で子役デビューを果たし、2012年の第35回日本アカデミー賞 新人俳優賞で最年少受賞を果た渡邉このみさん。
NHKの朝ドラでは、『まれ』(2015年)『べっぴんさん』(2016年)では、ヒロインの幼少期役を演じるなど、子役として数多くの作品に出演していました。
ところが、メディアから姿を消し、「消えた天才子役」と呼ばれていました。
最近、舞台や地上波でも出演がみられ、どうやら2024年頃から「俳優活動再開」の動きも見え始めています。
そんな渡邉このみさんの子役時代のエピソード、空白時代から現在までを紐解いていきます。
渡邉このみの子役から現在まで

子役時代の活躍
子役時代の渡邉このみさんは、まさに「天才子役」として脚光を浴びました。
- 映画『八日目の蝉』(2011年)に出演し、5歳頃での役者デビュー。
- 第35回日本アカデミー賞 新人俳優賞を最年少で受賞。
- その後、連続テレビ作品や大河ドラマにも子役として出演。
子役時代の輝かしき足跡は、まだまだ語りつくせないほどあります。
空白の時間?
私たちはメディア出演がなくなると『空白…』という言葉を使ってしまいますが、本人にとっては空白などではないでしょう。
2019年、12歳で芸能界を一時離れ、マレーシア留学を経験した渡邉このみさん。
2019年、小学校卒業とともに活動を一時休止し、マレーシアへ留学。海外での多様な価値観に触れた経験が、彼女の人生観・キャリア観を大きく変えたと報じられています。
引用:NEWSポストセブン
現地では多様な価値観に触れ、「自分の人生を自分で選びたい」という強い意志を持つようになりました。
こうした活動が、単なる「子役 → 女優」という軌跡だけでなく、「若者の社会参画・自己実現支援」という社会的テーマも含んだものになっている点が、彼女のキャリアにおけるユニークな側面と言えるでしょう。
現在の姿
2025年に東京・三越劇場で上演された舞台『リア王2025』(横内正×シェイクスピアシリーズ)の出演が報じられています。
同じく2025年公開の映画『80年後のあなたへ』(「私の卒業」シリーズ第6期)で、渡邉このみさんが主演・山川ひまり役を務めています。
この作品を通じて、「演技だけではなく、自己を探る」「作品を通じてメッセージを発信する」というステージにステップを上げたという印象があります。
舞台稽古、イベント、起業活動、留学での振り返りなど、多面的な姿を見せています。
この若さで、起業活動を手掛けるというのも非凡さが伺えます。
SNS(Instagram/X)では、「#挑戦する19歳」といったハッシュタグで日々の活動や思いを発信中です。
「情報過多な現代社会において、学生が自己分析をしたり自分の夢について考えたりする時間を提供している」との発言もあります。
まとめ
渡邉このみさんは、単なる「子役が大人になった」だけではなく、自己のキャリアを主体的に選び直した人物です。
映画・舞台という『表現者としての顔』と、起業・社会活動という『若者支援・自己実現支援』という社会的役割の両方を持つ点が、2025年現在の彼女の大きな魅力と言えるでしょう。
「天才子役 → 一時休止 → 留学 → 起業 → 女優復帰」という流れの中で、『挑戦し続ける姿勢』が鮮明になっています。
それに、国際的な舞台に出る意欲も語っており、将来的な『ハリウッド挑戦』なども視野に入れているようです。
今後彼女がどんな作品を選び、どんな事業を展開していくのか、非常に注目です。

コメント